平成28年度平均値調査 結果を限定公開いたしました

いつも大変お世話になっております。ストレスケアセンターふようの相馬です。

予定より遅れてしまいましたが、ご協力いただいたお客様限定で、昨年度のストレスチェックの平均値を公開いたしました。

まずみなさまが気になさるのが、健康リスクが平均値と比較してどうなのか、ということだと思います。

健康リスクは、現在の職場の仕事のストレス要因が、どの程度従業員の健康に影響を与える可能性があるかの目安となるものです(健康リスクがいくつを越えれば対策が必要かという基準はありませんが、現状よりも健康リスクを少しでも低下させる努力は必要です)。

例えば健康リスク120は、従業員のストレス反応(ゆううつや不安)、医療費、疾病休業が通常の20%増しと予想される状態です。対策によって健康リスクを100(平均程度)あるいはさらに改善できれば、従業員、事業所および健康保険組合にとって大きな利益があると予想されます。健康リスクが150を越えたケースでは健康問題が顕在化している例が多く、早急な改善が必要な状態と思われます。

また、結果説明にお邪魔している事業所のご担当者さまにはすでにご説明済みの内容となりますが、健康リスクが全国平均に比較して目立って高くはなかったとしても、各尺度の平均値について見てみると、会社平均や全国平均に比較してそのグループの一部のストレスが極端に高くなっていることや、同一のグループの中でも男女間で異なるストレスが示されていることはよく起きています。

健康リスクの平均値だけを見て安心するのではなく、各グループで今何が起きているのかを分析し、次の一年、職場環境をよりよくするためにどう生かしていくか、ぜひ考えてみていただけますと幸いです。

結果の分析や対策の検討についてお困りの際は、お気軽に当センターまでお問い合わせくださいませ。