令和3年度 産業保健関係助成金について

今年度も産業保健関係助成金の案内が出ておりました。ご確認下さい。

産業保健関係助成金に関するお問い合せ

0570-783046(全国統一ナビダイヤル)

[開設時間] 
 平日9時~12時、13時~18時(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く)

「事業主の方へ」の助成金全般の案内は、こちらをご覧ください。(独立行政法人労働者健康安全機構が実施)

1 心の健康づくり計画助成金

「心の健康づくり計画助成金」は、事業主の方が各都道府県にある産業保健総合支援センターのメンタルヘルス対策促進員の助言・支援に基づき心の健康づくり計画を作成し、計画を踏まえメンタルヘルス対策を実施した場合に助成を受けることができる制度です。 要件を満たした場合、一律10万円支給されます(一企業につき将来にわたって1回限り)。
詳細は、こちらをご確認ください。(独立行政法人労働者健康安全機構が実施)

2 「ストレスチェック」実施促進のための助成金(労働者数50人未満の事業場対象)

派遣労働者を含めて従業員数 50 人未満の事業場が、ストレスチェックを実施し、また、医師からストレスチェック後の面接指導等の活動の提供を受けた場合に、費用の助成を受けられる制度です。

  1. ストレスチェック(年1回)を行った場合 1労働者につき500円を上限として、その実費額を支給
  2. ストレスチェック後の面接指導などの産業医活動を受けた場合 1事業場あたり産業医1回の活動につき21,500円を上限として、その実費額を支給(一事業場につき年3回を限度

詳細は、こちらをご確認ください。(独立行政法人労働者健康安全機構が実施)

3 小規模事業場産業医活動助成金・産業医コース(労働者数50人未満の事業場対象)

「小規模事業場産業医活動助成金・産業医コース」は、労働者数50人未満の小規模事業場が、平成 29 年度以降、新たに産業医の要件を備えた医師と「産業医活動に係る契約」(職場巡視、健康診断異常所見者に係る意見聴取、保健指導等、産業医活動の全部又は一部を実施する契約)を締結し、産業医活動を実施した場合に、費用の助成を受けられる制度です。 一事業場につき、6か月当たり10万円を上限とし、将来にわたって2回限り支給されます。
詳細は、こちらをご確認ください。(独立行政法人労働者健康安全機構が実施)

4 小規模事業場産業医活動助成金・保健師コース(労働者数50人未満の事業場対象)

「小規模事業場産業医活動助成金・保健師コース」は、労働者数50人未満の小規模事業場が、平成 30 年度以降、新たに保健師と「産業保健活動に係る契約」(健診異常所見者や長時間労働者等に対する保健指導、高ストレス者等に対する健康相談、健康教育等の産業保健活動の全部又は一部を実施する契約)を締結し、産業保健活動を実施した場合に、費用の助成を受けられる制度です。一事業場につき、6か月当たり10万円を上限とし、将来にわたって2回限り支給されます。
詳細は、こちらをご確認ください。(独立行政法人労働者健康安全機構が実施)

5 小規模事業場産業医活動助成金・直接健康相談環境整備コース(労働者数50人未満の事業場対象)

「小規模事業場産業医活動助成金・直接健康相談環境整備コース」は、労働者数50人未満の小規模事業場が、
① 産業医の要件を備えた医師と職場巡視等、産業医活動の全部又は一部を実施する契約
② 保健師と健診異常所見者や長時間労働者等に対する保健指導等、産業保健活動の全部又は一部を実施する契約
のいずれかの契約に、
◆ 契約した産業医又は保健師に労働者が直接健康相談できる環境を整備する条項
を含めて締結し、労働者へ周知した場合に助成を受けることができる制度です。一事業場につき、6か月当たり一律10万円を将来にわたって2回限り支給されます。
詳細は、こちらをご確認ください。(独立行政法人労働者健康安全機構が実施)

6 職場環境改善計画助成金(事業場コース)

「職場環境改善計画助成金(事業場コース)」は、事業者が、ストレスチェック実施後の集団分析結果を踏まえ、専門家による指導に基づき職場環境改善計画を作成し、計画に基づき職場環境の改善を実施した場合に、申請に基づき負担した指導費用の助成を受けることができる制度です。一事業場当たり10万円を上限に将来にわたり1回限り助成されます。
詳細は、こちらをご確認ください。(独立行政法人労働者健康安全機構が実施)

7 職場環境改善計画助成金(建設現場コース)

「職場環境改善計画助成金(建設現場コース)」は、建設業の元方事業者が、ストレスチェック実施後の集団分析結果を踏まえ、専門家による指導に基づき職場環境改善計画を作成し、計画に基づき職場環境の改善を実施した場合に、負担した指導費用の助成を受けることができる制度です。
詳細は、こちらをご確認ください。(独立行政法人労働者健康安全機構が実施)

「職場における新型コロナウイルス感染症対策のための業種・業態別マニュアル」

日本産業衛生学会が、令和2年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(厚生労働科学特別研究事業)により作成した「職場における新型コロナウイルス感染症対策のための業種・業態別マニュアル」を公開してくださいました。

マニュアルは以下の6つの業種・業態別にPDFで作成されています。近い業種・業態別のマニュアルを選んでご利用いただければと思います。
1  オフィス業務
2  製造業
3  建設業
4  接客業務(対面サービス)
5  運輸業(旅客輸送)
6  運送・配送サービス業

なお、どの業種・業態でも事務所があることから、オフィス業務用マニュアルの内容は必要に応じてそれ以外のマニュアルにも収載されています。

マニュアルの1ページ目に書かれているマニュアルおよびチェックリストの使用方法をお読みの上、ご活用いただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

年末年始休業日のお知らせ

 平素より大変お世話になっております。

 年の瀬も近くなり、なにかとあわただしい毎日が続いていらっしゃるかと思いますが、みなさまお変わりございませんでしょうか。
 
 今年は本当に、辛抱と試行錯誤の一年でしたね。
 例年とは時間の感じ方が異なりましたので、一年がもう終わるのかと思うと不思議な感覚でもあります。

 さて、当センターの年末年始休業日を以下のとおりお知らせいたします。
 ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくご承知おきくださいますようお願い申し上げます。

◆ 年末年始休業日 : 2020年12月28日(月) ~2021年1月3日(日)

 上記期間中も、EAPご契約事業所様の相談窓口は休みなく稼働しておりますのでご安心ください。
 ストレスチェック業務に係る通常のお問合せ・ご対応は1月4日(月)以降となりますこと、ご了承ください。

 暖冬かに思われた先日までとは打って変わって大変冷え込んでいる県内です。
 皆様どうぞあたたかにして、お身体おいといください。
 来年度も引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

【再掲】喪失体験とストレスのお話

悲しいニュースが流れましたね。と、書くだけで、多くの方があの事だな、と察することができるくらいに、影響力のある出来事がありましたね。

あのニュースの後、弊社EAPの相談メールが増えました。かくいう私も、あれ以降ずっと心に重く硬い何かが引っかかっています。

どうしてこんなに気持ちが沈むのだろうと考えてみましたが、長いことテレビを通してその姿を見てきた、これからも見ていくのであろうと思っていた方が突然いなくなってしまったのです。

影響の出方、強弱は人それぞれだと思いますが、つながりや思いが深かった方、身近で似たような出来事を過去に経験された方は、特に大きな衝撃を受けていることだろうと、また心が痛みます。

唐突な別れの直後は、下記のような反応が起こります。

驚愕,疑問,呆然自失,怒り,離人感,他罰,記憶の加工,救済感,否認,歪曲,合理化,自責,原因の追及,抑うつ,周囲からの非難,不安,二次的トラウマ etc……

インターネットを眺めていても、まずは「信じられない」、「どうして誰かに相談しなかったのか」、「なぜ防ぐことができなかったのだろう」といった無数の言葉が溢れましたね。関係のありそうな方に憶測で攻撃が向かう、などというさらなる悲しい連鎖もありました。

下記のような方は、特に強く影響を受ける恐れがあります。

● その方と強い絆があった人
● 精神的な疾患をお持ちの人
● これまでにご自分も同様のことをしようと思ったことがある人
● 第一発見者、搬送者
● その方と境遇が似ている人
● 起きた出来事に責任を感じている人
● お別れの際、とくに打ちひしがれていた人
● この出来事が生じた後、態度が変化した人
● さまざまな問題を抱えている人
● サポートが十分に得られない人

上記に該当する方は特に、そしてそういう自覚はない方も、ご自分や周りの方に下記のような様子が見られたら、決しておひとりで抱え込まないでください。

● 眠れない
● いったん寝ついても、すぐに目が覚める
● 恐ろしい夢を見る
● その人のことをしばしば思い出す
● その人の最後の場面が目の前に現れる気がする
● 起きたことに対して自分、あるいは誰かを責める
● 死にとらわれる
● 自分も同じことをしてしまうのではないかと不安でたまらない
● ひどくビクビクする
● 周囲にベールがかかったように感じる
● やる気がおきない
● 仕事や家事など生活に身が入らない
● 注意が集中できない
● 些細なことが気になる
● わずかなことも決められない
● 誰にも会いたくない
● 興味がわかない
● 不安でたまらない
● ひとりでいるのが怖い
● 心臓がドキドキする
● 息苦しい
● 漠然とした身体の不調が続く
● 落ちつきがない
● 悲しくてたまらない
● 涙があふれる
● 感情が不安定になる
● 激しい怒りにかられる

弊社EAPをご利用のお客様は、お渡ししている相談先をどうぞご利用ください。

そうでない方には、いくつか相談先を記載しておきます。

精神科・心療内科などの医療機関を探す

こころの健康相談 統一ダイヤル(都道府県・政令指定都市「心の健康電話相談」)

夜間休日精神科救急医療機関案内窓口(厚生労働省)

臨床心理士による電話相談(日本臨床心理士会)

よりそいホットライン(一般ライン)(社会的包摂サポートセンター)

よりそいホットライン(自殺防止専門ライン)(社会的包摂サポートセンター)

いのちの電話連盟(日本いのちの電話連盟)

いのち支える相談窓口一覧(都道府県・政令指定都市の相談窓口)

自死遺族相談ダイヤル(自死遺族のための電話相談)(厚生労働省自殺防止対策事業)

SNS相談(厚生労働省)

今回の出来事に関わらず、自分にとって大きな喪失が起こった、それに伴ってとても苦しい、そんなときはどうぞ遠慮などせず、周りにSOSを出してくださいね。

Our stress check system is now available in English.

With today’s update, our stress check system is now available in English.

Please use the button at the top of the page to switch between English and Japanese in your questionnaire.

Best regards.


本日の更新により、弊社のストレスチェックを英語でもご受検いただけるようになりました。

個人のストレスチェック受検ページの上部に切り替えのボタンがありますので、そちらをご利用いただければと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

寄り道日記(たまに青森市内にもいました)

運命の出会い

弊社のお客様は、半分以上が青森市以外にいらっしゃるので、必然的に寄り道日記も青森市外の投稿が多くなりがちです。

そんなわけで、市内をお仕事で周るときは、新鮮な気持ちでワクワクしてしまいます。

この日は、青森駅周辺に行く用事があったので、ついでにお昼ご飯をテイクアウトして帰ることに。青森商工会議所さんの、ふんばるアオモリのページ、情報が見やすくていいですよね。

新型コロナウイルスの影響で、窮屈さとか不自由さが増えたように思ってしまいがちだったなあとわが身を振り返っておりますが、テイクアウトできるお店と、その情報を得られる機会が増えたのは、目や手を放しておけない人たちが身近にいるため、外で食事することへのハードルが高かったり、選択肢が限定的になったりしがちな私にはとてもとても大きなありがたい良い変化だったなあと思います。

当事者の皆さんにとっては、相当に葛藤と試行錯誤の結果なのですよね。だから、手放しでやったーと言っていいことなのかどうかには迷いもありますが、せっせと利用させていただこうと思っています。

長くなりましたが、この日は豚串とバインミー、そして大好きなお店のコーヒーを買って帰りました。

バインミーって、Instagramとかで見かける、おしゃれな人が都会で食べるもの、というイメージの憧れの品だったんですけど、ついに!手に!しました!やったー!なますをサンドイッチにするって、こうやって出会わないと自分じゃ絶対に思いつかない。そして、豚串、これ、生姜風味なんですよ、豚の塊を生姜風味にして串に刺して焼く!?もー、毎日食べたい。

(買って帰る、っていうか、待ちきれなくて車で食べました。おいしかったです。)

さて、次はどこに行けるかなー?

寄り道日記(ブーツの形のあそこにいました)

「夏休み」って聞いて思い浮かべる風景っぽい

こんにちは。

今年は北東北3県、梅雨明けの発表見送りだそうですね。一気に暑い!夏だ!と思ってたんですけど、梅雨明け宣言見送り時点で立秋なんですって。情報過多で脳の処理が追いつきません。

皆さんは大丈夫ですか?気候の変化で体調等崩されていませんでしょうか。

さて、先日、初めて小川原湖に立ち寄りました。

湖であるという前情報が無ければ海だと思ってしまいそう

初めて行ったので、予備知識も何もなかったんですけど、泳げるんですね。たくさんの方が湖水浴を楽しんでいらっしゃって、夏を感じました。

でもよく見ると、泳いでいるというよりは、何かを採っている。長い時間浮いてこない人の頭部のようなものがあって、不安で凝視してしまいましたけど、玄人の方だったようです。まじまじと見てしまってすみませんでした。

あれ、これもしかして、しじみ?予備知識なくても小川原湖のしじみのことはちゃんと知ってる。知ってるけど、湖水浴場でしじみ採れるの?まっさかー、と思って調べたら、書いてました。採れる。しかも、無料。

えー、東北町さん太っ腹じゃないですか?

しじみを採っている方たちを見ると、そんなに深くなさそうだし、子ども連れでも安全そうですよね。

内陸生まれ内陸育ちなので、海でも湖でも泳ぐことにあまりなじみがないのですが(川はよく入っていました)、ここならデビューによさそうです。

この日はばたばたして
お昼を食べそびれたので、
別日に食べたおいしい🍝を。
赤いもの食べる時大体白い服。

寄り道日記(優しくて切ないあのお山にいました)

三途の川、ただいま通行止めだそうです。

こんにちは。

あっという間にもう7月も終わるんですね。

例年だと、宵宮の花火や囃子の練習の音、国道に少しずつ桟敷席が出来ていって、日ごろ見かけないような県外ナンバーの車が増えていく景色……そんな風物詩たちによって徐々に夏への心の準備運動が進んでいったように思うのですが、今年はそれがないせいか、カレンダーと自分の中の時間間隔のチューニングがあっていないような気がします。

まあ、カレンダーとチューニングが合おうが合うまいが、相変わらずあちらこちらにお邪魔しております。

この日は本当にお久しぶりに下北方面に行っておりまして。

最近、公に私に、大切な存在とのお別れの話をお聞きする機会が多く、気持ちのチャンネルがそちらに向きがちだったところに下北方面遠征、これはもう行っちゃう!?と寄り道ベクトルが珍しく食べ物以外に向かい、行ってきました、恐山菩提寺。

若いころはどちらかというと怖いイメージのあったところですが、10年以上を経てお邪魔してみると、優しくて切ない場所だなあという印象に代わっていて不思議ですね。

この風車の数だけ「会いたい」とか「寂しい」とか「ごめんね」とか「ありがとう」があるんだなあと思いながら一回りし、手を合わせて帰ってきました。

この場所があるおかげで救われる、生きていける人がたくさんいるんだろうな、ということに思いを馳せつつ、自分は自分の仕事として何ができるかなあなどということを改めて考えながら帰ってまいりました。

それにしても、何度見ても、 宇曽利山湖の水の色は神秘的です。

帰ってきてから恐山についてもっと知りたくなって調べていたら、院代さんのブログにたどり着きまして。 その中の「番外:意味の前後」という記事がよかったので、ここにもリンクを貼っておきます。

さて、次はどこかなー。

食べ物以外に寄り道ベクトルが向くのと、
美味しいものを食べていないのとは別でして
ご当地パン屋さん巡りが好きです
これは野辺地町ビリオンさんのサンドイッチ
この生クリーム、
見た目からも幸せがあふれてますよね……💛

喪失体験とストレスのお話

悲しいニュースが流れましたね。と、書くだけで、多くの方があの事だな、と察することができるくらいに、影響力のある出来事がありましたね。

あのニュースの後、弊社EAPの相談メールが増えました。かくいう私も、あれ以降ずっと心に重く硬い何かが引っかかっています。

どうしてこんなに気持ちが沈むのだろうと考えてみましたが、長いことテレビを通してその姿を見てきた、これからも見ていくのであろうと思っていた方が突然いなくなってしまったのです。

影響の出方、強弱は人それぞれだと思いますが、つながりや思いが深かった方、身近で似たような出来事を過去に経験された方は、特に大きな衝撃を受けていることだろうと、また心が痛みます。

唐突な別れの直後は、下記のような反応が起こります。

驚愕,疑問,呆然自失,怒り,離人感,他罰,記憶の加工,救済感,否認,歪曲,合理化,自責,原因の追及,抑うつ,周囲からの非難,不安,二次的トラウマ etc……

インターネットを眺めていても、まずは「信じられない」、「どうして誰かに相談しなかったのか」、「なぜ防ぐことができなかったのだろう」といった無数の言葉が溢れましたね。関係のありそうな方に憶測で攻撃が向かう、などというさらなる悲しい連鎖もありました。

下記のような方は、特に強く影響を受ける恐れがあります。

● その方と強い絆があった人
● 精神的な疾患をお持ちの人
● これまでにご自分も同様のことをしようと思ったことがある人
● 第一発見者、搬送者
● その方と境遇が似ている人
● 起きた出来事に責任を感じている人
● お別れの際、とくに打ちひしがれていた人
● この出来事が生じた後、態度が変化した人
● さまざまな問題を抱えている人
● サポートが十分に得られない人

上記に該当する方は特に、そしてそういう自覚はない方も、ご自分や周りの方に下記のような様子が見られたら、決しておひとりで抱え込まないでください。

● 眠れない
● いったん寝ついても、すぐに目が覚める
● 恐ろしい夢を見る
● その人のことをしばしば思い出す
● その人の最後の場面が目の前に現れる気がする
● 起きたことに対して自分、あるいは誰かを責める
● 死にとらわれる
● 自分も同じことをしてしまうのではないかと不安でたまらない
● ひどくビクビクする
● 周囲にベールがかかったように感じる
● やる気がおきない
● 仕事や家事など生活に身が入らない
● 注意が集中できない
● 些細なことが気になる
● わずかなことも決められない
● 誰にも会いたくない
● 興味がわかない
● 不安でたまらない
● ひとりでいるのが怖い
● 心臓がドキドキする
● 息苦しい
● 漠然とした身体の不調が続く
● 落ちつきがない
● 悲しくてたまらない
● 涙があふれる
● 感情が不安定になる
● 激しい怒りにかられる

弊社EAPをご利用のお客様は、お渡ししている相談先をどうぞご利用ください。

そうでない方には、いくつか相談先を記載しておきます。

精神科・心療内科などの医療機関を探す

こころの健康相談 統一ダイヤル(都道府県・政令指定都市「心の健康電話相談」)

夜間休日精神科救急医療機関案内窓口(厚生労働省)

臨床心理士による電話相談(日本臨床心理士会)

よりそいホットライン(一般ライン)(社会的包摂サポートセンター)

よりそいホットライン(自殺防止専門ライン)(社会的包摂サポートセンター)

いのちの電話連盟(日本いのちの電話連盟)

いのち支える相談窓口一覧(都道府県・政令指定都市の相談窓口)

自死遺族相談ダイヤル(自死遺族のための電話相談)(厚生労働省自殺防止対策事業)

SNS相談(厚生労働省)

今回の出来事に関わらず、自分にとって大きな喪失が起こった、それに伴ってとても苦しい、そんなときはどうぞ遠慮などせず、周りにSOSを出してくださいね。

相変わらず、どこかに行けば寄り道をしています。
今週は新幹線駅と、ローカル駅両方に寄る機会がありました。
あのCMから、ちょうど10年なのか、と思い出してまた、
どことなくぼうっとしています。

新型コロナウイルスとストレスのお話

あまり人目についていないことをいいことに、どこかに遠征しては寄り道をして食べてばかりのこのブログですが、本来ここは「ストレスケアセンターふよう」のお知らせページなので、このテーマについては触れずにはいられませんね。

「コロナ後」の世界になって、長くなってきました。世界中の精鋭の方々が日夜研究を積み重ねてくださり、そして医療関係者等前線の皆様が一生懸命ケアを続けてくださって、重症化のお話を聞く頻度は下がってきたように感じられます。

恩恵を享受するばかりの身としては、ただただ頭の下がる思いです。

しかし、緊張状態が長く続くというのは、本当にストレスがかかりますね。心身のエネルギーが、未知のウイルスへの警戒で常に一定量使用されているわけですから、これまでと同じような生活をしているはずなのに、疲労感や余裕の失われやすさなどに影響が出やすいなあという印象を受けています。

緊張状態の体というのは、危機に備えていつでも反応できるように身体に力が入っている状態になるようです。具体的には、下記のような状態になります。

① 筋肉が固くなる
② 血液の流れが悪くなる
③ 栄養・酸素・熱が体にまわらなくなり、老廃物の排出も鈍くなる
④ 体の回復も、新陳代謝も悪くなる

そんなわけで、疲れが取れない・体が冷える・体調が悪くなるといった反応につながるようです。未知のウイルスに警戒しすぎて、逆に身体の調子が悪くなってしまうというのもまた、新型コロナウイルスの一つの症状としてみてもいいのかもしれないな、という解釈は少し乱暴でしょうかね。

新型コロナウイルス感染症の解釈でわたしが好きなのが、日本赤十字社さんの「新型コロナウイルスには、3つの感染症がある」というものです。

日本赤十字社 新型コロナウイルス感染症に対する活動報告

こちらでは、新型コロナウイルスには、「第1の感染症(生物学的感染症)」,「第2の感染症(心理的感染症)」,「第3の感染症(社会的感染症)」の3つの感染症がある、というお話が掲載されていて、私はこれを読んでものすごく納得したのでした。

第1の感染症(生物学的感染症) は、ウイルスによって引き起こされる「疾病」そのものです。私たちはいつも、これに警戒していますよね。

目からうろこだったのはここからです。

第2の感染症(心理的感染症)は、見えないこと、治療法が確立されていないことで強い 「不安や恐れ」を感じること。

第3の感染症(社会的感染症)は、不安や恐怖が「嫌悪・差別・偏見」を生み出すこと。

私はすっかり、第2と第3の感染症にかかっていました。

ここ青森では、どんなに緘口令が布かれていても、ひとたび感染すれば個人に関する情報が一斉に広まります。万が一感染したら、自分の年齢や体力、そして医療環境を考えれば、第1の感染自体は大したことがないかもしれない。ただ、社会的にはどうだろう。家族も含め、影響がないとは思えない。そんな恐怖を持っておりますが、いろいろな方とお話をしてみると、どうやらこの恐怖は私だけではないようです。

私のふるさと、岩手県の現職知事の達増さんの、とても丁寧なインタビュー記事を拝見しました。

岩手県は未だに感染者0が続いていますが、会見でも「(陽性)第1号になっても県はその人を責めません」とはっきりおっしゃっていますし、twitterでも「「新型コロナウイルス感染症」に感染した方に対しては、重症はもちろん、症状がない場合でも、気の毒と受け止め、お見舞いの気持ちを持つべきだと思います。感染の原因については、本人に指導する事があれば医師や保健所の仕事で、深い事情を知らない者は自分の参考にするに留めるべきでしょう。」と書かれていて、これが標準になってくれたら生きやすいな、と思います。

通常のストレス環境下では、下記のような反応が出るといわれています。

<身体>胃痛・高血圧・頭痛・食思不振
<気分・感情>不安・イライラ・高揚感・悲しさ
<認知>楽観的・悲観的・自責的・厭世的
<行動> 引きこもる・散財・飲酒・過食

上記に加えて、感染症流行時には、下記のような反応も出るそうです。

<気分・感情>感染と死への不安・怒り・隔離への恐怖・不信感
<認知> 他責的・排他的・原因の追求
<行動>感染症とそれによる危機から逃れるための行動(買い占め ・拒絶・孤立・情報収集)

私は、殊に行動面の、情報収集の部分で反応が出やすいな、という自覚症状がありました。こちらをご覧くださった方はいかがでしょうか。

心当たりがあるな、と思われた方は、私と一緒に意識して、緊張とストレスから距離を取る練習をしてみませんか。

筑波大学 医学医療系 災害・地域精神医学講座さんの「COVID-19に関するこころのケア」 のページに、対応策が丁寧に記載されています。

・情報源が明らかな正しい情報を得る
・テレビ視聴やインターネット閲覧の時間を意識的に減らすなどして、情報を取り入れすぎない
・親しい人と話し、互いにねぎらう
・睡眠や食事など規則正しい生活を送り、これまでと同様の生活リズムを維持する,適度な運動を心がける
・自分が今どういう状態にあるのか、客観的に評価する
・不安や苛立ち、恐怖など自分の中にある気持ちを見ないふりしない

また、東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野さんの「いまここケア」 は、具体的な対処方法に動画や音声ガイドも入っていて、すごく親しみやすいサイトで取り入れやすいです。

本格的に心と身体がまいってしまう前に、自分の状態をこまめにチェックして、できるところから自分をいたわってあげてくださいね。

あ、相変わらず寄り道はしております。
これは五戸町のGENYAさんのカレー🍛
コーヒーゼリーとふわふわのベーグルも
ついてくるのもまた、ものすごくうれしい。