こんにちは!(^^)!
今年の青森は急に暑くなったり、寒くなったりで、6月だというのにストーブをつけようかどうか迷ってしまう今日この頃です。
今回は、前回、前々回に引き続き、レジリエンスを鍛える方法として、ソーシャルサポートを広げる方法についてご紹介しようと思います。
ソーシャルサポートとは、周りの人々やグループ、機関などからもたらされる人的・物的含めた様々な支援のことです。
困ったときに一人で抱え込むよりは、いざという時に頼れる人がいて助けを求められたり、実際に助けを得られることが、困難な状況下でのパフォーマンスの向上や感情の安定、逆境からの立ち直りなどに重要になってきます。
これは、実感として分かるなという方が多いのではないでしょうか?
人生を振り返ってみて、あのとき大変だったけど、あの人やあの団体、あのグループの助けがあったから今までやってこられた、と思うような経験は誰もが少なからず持っているのではないではないでしょうか?
このソーシャルサポートが注目されるひとつの大きなきっかけとなったのが、東日本大震災です。
当時、物流やライフラインも止まり、混乱した状況の中で、日本全国ならびに、海外からもボランティアはじめ物的・人的支援が次々にもたらされ、震災からの復興にあたっては、地域の絆の大切さが盛んに報道されていたことを記憶されている方も多いのではないでしょうか?
災害などの大きなストレス状況下ではもちろん、日常的なストレス状況下においても、いかに周囲のソーシャルサポートの輪(ソーシャルサポートネットワーク)を広げられるか、ということが、困難を乗り越えるためには大切になってきます。
このソーシャルサポートの輪を広げるための方法として、エコマップを作成してみるという方法があります。
皆さん、エコマップってご存じですか?
福祉や医療現場ではよく使われている下記のような図のことです。
中心に支援の対象となる人を配置し、その周辺に支援者や支援機関などを配置して、その関係性を線で結んだ図です。これを見ると、その人を取り巻くソーシャルサポートの輪が一目瞭然ですね。
ここでは、このエコマップをちょっとだけやり方を変えて、ソーシャルサポートネットワークを広げる方法についてご紹介します。
書き方と完成予想図は以下の通りです。
まず真ん中に自分を配置して、周りに助けとなるような人やグループ、団体等を配置します。
ソーシャルサポートの輪を広げるために大切なことは、いま実際に助けとなっているものだけでなく、過去に助けとなったもの、未来にこんな助けがあったらいいなと感じるものまで考えてみることです。
そして、過去に助けとなった支援が今にも活用できそうであれば、コンタクトをとったり、今はないけれども未来に本当はこんな支援があればいいのになと思うものがあれば、それを実現させるための方法について考えてみたりすることで、ソーシャルサポートの輪を広げていくことができると思います。
実現できるかどうかは後回しにして、とにかく助けになりそうだと思うものがあれば、なんでも自由に書き出してみましょう。
困ったときにここに行けば、この人に相談すればということが、本当に困った状況だと見えなくなって孤立してまうこともありますので、普段から自分の支援の輪を整理しておくと、いざというときの助けになってくれると思いますので、活用してみてくださいね。